こんにちは、奈月(@cutiecutiey)です。
実は最近、入浴検定というものを受けて来ました。
きっかけは、私も保持している化粧品検定、コスメコンシェルジュの知り合いがこの検定を受けていたことから。
もともとお風呂が大好きで毎日1時間くらい入っていた身としてはぜひ受けたい!と思い申し込み。
…したのは良いものの、テキストを開いてみたら「適切な入浴時間は10-15分」「1番風呂は良くない」「半身浴は痩せない」など、自分が間違った知識を持っていたことが発覚。
結論、検定以前にめちゃくちゃ面白かったです。
毎日入るお風呂だからこそ、綺麗になれる入り方をしたい。そんな人にぜひ受けてほしい検定です!
入浴検定とは

https://nyuyoku-kyoukai.com/for-japan-bathing-test
えー、ホームページが簡易的すぎて不安になりますが安心してください。合ってます(笑)
入浴検定とは、お風呂に入るための正しい知識を深めることを目的とした検定。
毎日使えるお風呂の入り方をはじめ、日本におけるお風呂の歴史、入浴剤の効果的な使い方、温泉の種類など、お風呂にまつわる幅広い知識を得ることができます。
また、私も以前に受けた化粧品検定の理事・小西さやかさんが「お風呂とスキンケア」の章を執筆していることもあり、美容に興味のある方にはぜひ受けてみてほしい検定です!
特に、半身浴とダイエットの因果性や、長時間風呂に関しては私含め間違った知識を持っている方が多いと思うので、お風呂好きであれば受けて損はないと思います。
個人的には、日本人は毎日お風呂に入る人が多いので、すぐにでも使える実用的な検定だなと思いました。
- お風呂・温泉が好きな人
- 効果的に疲れを取りたい人
- 美容やダイエットにお風呂を活用したい人
- お風呂の歴史について知りたい人
入浴検定にかかる費用や時間は?
テキストが¥2,000、受験料が¥6,480と、意外にも1万円以下で受験が可能。
セミナーなども開催されていますが、独学に自信のある方はそれだけで十分に合格できるかと思います。個人的には、とりあえずテキストがあれば大丈夫かと。
また、試験時間は60分です。
入浴検定の難易度はまあまあ簡単
入浴検定の合格基準は80%。比較的高い正答率が求められています。
問題数は40問で、4択問題が13-14問、穴埋め問題が7-8問、◯×問題が12-13問、筆記問題が6-7問の割合で出題されます。
化粧品検定がすべて選択形式なのに対し、この筆記形式は少々厄介で、暗記だけではなくある程度きちんと内容を理解していることが必要。
内容に関しては、皮膚の断面図からの用語出題や、入浴剤に使用されてきた和ハーブの名前と効能、入浴によって血流が上がる仕組みや、日本のお風呂の歴史など、科学的・歴史的な側面から幅広く出題されます。
特に筆記では温泉の種類の正式名などを答えなくてはならないので、名称などはきちんと押さえておきましょう!
入浴検定のテキストと問題集

入浴検定には公式テキストがあります。調べてみたところ、これが唯一のテキストで、公式から購入することが可能です。
http://nyuyokukyoukai.cart.fc2.com/
Pay-easyと銀行振込、コンビニ振込で決済が出来て、注文してから2日ほどで到着します。

中身はこんな感じ。太字のところから90%が出題されるそうです。
また、こちらのテキストは著者いわく、別名「お風呂パーフェクトBOOK」なので、普通に書籍としても面白いのがポイント! 試験用のテキストというよりは、読み物として楽しく読むことができます。
そして、入浴検定には専用の問題集はありません。しかし、巻末に模擬テストがあり、試験の大方の問題がこちらから出題されているように感じました。
入浴検定の勉強方法と勉強期間
私の場合、バタバタしていてテキスト購入をすっかり忘れていたので1週間前に慌てて注文、急いで勉強しました。
しかし、テキストが簡潔かつわかりやすく、何より普通に読んでいて目から鱗で面白すぎたのですんなり入っていけました。
①テキストを読み、模擬テストを解く

全部で6章あったので、まずは2日に分けて3章ずつ普通に読みました。
次に、巻末に付いている模擬テストをそのまま実施。その時点での正答率は31/40くらいでした。
化粧品検定の知識も手伝ってか、皮膚とダイエットの項目は意外とスルスル解ける。
筆記が思った以上にできなかったので、テストを終えてからすぐに間違えた部分を復習しました。
②内容をノートにまとめる

3日目には、1章から6章までの内容を簡潔にノートにまとめていきます。
このとき、めちゃくちゃ丁寧に書く必要はなし。なるべく端的にまとまるよう、サクサク必要な項目のみを殴り書きしていきます。
私は、だいたい1章2ページくらいに要約しました。
まとめおわったら、何回か目を通したり、声に出して音読をしたりして、内容を頭に刻み込んでいきます。
③オリジナルテストを作る
最後に、要約をもとにオリジナルのテストを作成して解いてみました。
これを、全問正解するまでとことんやっていけばOKです。
あとは試験当日までまとめた要約やテスト内容をスキマ時間に読み返します。
また、記憶するにはアウトプットをすることが有効なので、私は友人に話すようにしていました。
「入浴検定受けるんだー!」
と言うと大体食いついてくれるので、ここぞとばかりに知られざる知識を披露。
あとは、毎日のお風呂で使える知識でもあるので、学んだとおりの入浴法を実践。
こんな感じで当日を迎えました。
- テキストを熟読
- 模擬テストを受けて復習
- ノートに内容を要約する
- オリジナルテストを作り解く
- 毎日スキマ時間にノートを見直す
- 家族や友人に内容を話す
- 覚えたとおりに入浴してみる
試験当日に気をつけること

必要な持ち物は受験票とシャープペンシル、消しゴムのみ。

東京会場は大井町線等々力駅から徒歩10分ほどの、東京都市大学です。駅から少し歩くので余裕を持っていきましょう!
等々力キャンパス:
〒158-8586 東京都世田谷区等々力8-9-18 TEL:03-5760-0104
到着したら、受験票を見せて順番に席に座ります。
試験開始ギリギリまでテキストをチェックしておいても大丈夫だったので、ここぞとばかりにまとめたノートを読んでいました。
会場にいた人数は30人ほど。私が受けたのは「第6回目」でまだまだ歴史も浅い資格なので、認知度も低いのだと思います。
入浴検定は役に立つのか?

2週間程度で合格通知書と認定書が届きました。
別途申し込めば合格証書ももらえます。これで「入浴アドバイザー」として、活動できるそう。
とはいえ、まだ歴史の浅い検定なので、すぐに仕事に直結するというよりは、「自分のために持っておくとタメになる資格」という位置付けとして捉えたほうが正解かもしれません。
実際私も、お風呂が大好きで、「どうせ入るなら効果的な入浴方法が知りたい」という動機で受験しました。
ただ、「入浴検定を持っています!」というのは話のネタにもなるし、特にライターさんだとメディアでお風呂・温泉にまつわる取材記事執筆などの話には繋がると思うので、損をすることは特にないかと思います。
個人的には大好きなお風呂について学べたり、毎日の浸かり方を見直すきっかけになったり、スパで泉質を眺めるのが楽しくなったりしたので、受けて良かったなと思います。
たぶん、テキストを読んだらもう、「シャワーで済まそう」と思わなくなるんじゃないかな。
年に2回ほど開催しているようなので、気になる人はぜひ。